ヒメボタル
ヒメボタルって?
名古屋城外堀に生息するヒメボタル。
一生を土の上で過ごす、陸生の小さなホタルです。(名古屋城外堀の生息域は、もともと水のない空堀です)
オスは飛べますがメスはさらに小さく、はねが退化しているので飛べません。
【ヒメボタルの特徴】
●生息域
おもに山地(陸生)
●光
早い周期で黄金色に発光。オス、メス共に光る。
●寿命
成虫で1週間程度。
●食べ物
成虫は水分のみ。幼虫は主に陸貝などを食べる。
【名古屋城外堀のヒメボタル】
●都会っ子
都会の真ん中に自然の状態で生息しているのはとてもめずらしい。
●あわてんぼ
5月中旬から6月上旬に発生します。
●深夜族
夜12時頃から光りはじめます。
※日によって異なります。
●雨が嫌い
雨天時はほとんど光りません。
ヒメボタルの一生
名古屋城外堀のヒメボタルの場合
卵 5月中下旬~6月末頃 3週間ほどで孵化。
幼虫 6月末~3月末頃 脱皮をして大きくなる。
さなぎ 4月~5月上旬頃
成虫 5月中旬~6月上旬頃
*基本的に1年のサイクルだが、幼虫のまま過ごし2~3年で成虫になることもある。
観察方法
人とホタルが気持ちよくいられるためのお願いです。
・草むら、落ち葉の上じゃないところで観察しよう。
ヒメボタルの卵や幼虫がいるところを踏み荒らさないようにするためです。
・強い光を出さないようにしよう。
ホタルの光の邪魔にならないよう、カメラのフラッシュ等はご遠慮ください。
懐中電灯は足元の安全確認にお使いください。
・事故なく、怪我無く、安全第一。
交通量が多い場所です。横断歩道をわたり、歩道でも自転車に気をつけてください。
足元の悪いところや虫刺され予防の点から軽装ではなく、長そで長ズボン動きやすい靴をおすすめします。
いつ見られるの?
時期は5月中旬から6月上旬、時間は夜12頃から光りはじめます(日によって異なります)。
その年の気候、その日の天気や気温で変動するのでBLOGの観察状況をのぞいてみてください。
場所はどのあたり?
外堀にかかる本町橋を中心に、大津橋から新御園橋のあいだで見られます。
お堀をのぞきこんだり石垣の斜面を見上げたりして観察します。